朝起きたときに、突然首が動かせない、痛くて回せない、いわゆる寝違えを
経験したことがある人はいらっしゃるでしょう。
「痛くてどうしようもないけど、まだ病院は開いていないし…」
「とりあえず学校や会社に行かなきゃ」
こんなとき、どうすればいいのか?
寝違えが起こる原因と対処法についてお話しします。
寝違えの症状
寝起きに首を動かすと筋肉痛のような痛みが首や肩にかけて生じるのが特徴的な症状です。
特に決まった方向を向くときに痛みが強くなり、首を傾けるような姿勢になります。
首や肩にかけての痛みは数日以内に治まりますが、重度の場合には、安静時でも首が痛んだり、
腕や肩が重苦しく感じたり、しびれを生じたりすることがあります。
寝違えの原因
主な原因は、睡眠中に不自然な姿勢が続き、首の筋肉が部分的に阻血(血液の供給が不足)状態
になり、凝り固まってしまうことです。
通常、無理な姿勢がある程度続くと無意識に寝返りを打って、首に負担がかからない体勢に
できるのですが、狭い場所で寝ていたり、過労や泥酔状態のために寝返りを打てずにいると
首のまわりに負担がかかる姿勢で眠り続け、筋肉や靭帯に負担をかけて傷めてしまうのです。
また、枕が高すぎる、素材が硬すぎるまたは柔らかすぎる、形状が合っていない場合も
寝返りが打てず、首に負担がかかり筋肉の炎症が起こる要因になり得ます。
このほか、睡眠中に体が冷えたために起こる血行不良、前日に過度な運動や労働、
長時間のパソコン使用からくる筋肉疲労も考えられます。
寝違えの対処法
寝違えたときの対処法として大事なことは、安静を保つということです。
痛いのに無理に首を前後左右に倒す、筋肉をほぐそうと思って首を回したり伸ばすようなことはやめましょう。
痛みが強いときは患部が炎症を起こしているので、タオルで包んだ保冷剤や氷のうなどで
冷やすようにしてください。ただし時間は10分程度にしましょう。
長時間冷やしていると、血行が悪くなり回復が遅くなってしまう可能性もあります。
痛みを感じているうちは炎症を起こしているので、長時間の入浴もあまりおすすめできません。
手で強く押してみたり、強く揉みほぐすなどのセルフマッサージやストレッチをすることも避けてください。
かえって悪化してしまうこともあります。できるだけ首や頭を動かさないよう安静を心掛けてください。
特に治療をうけなくても数日の間に痛みがひいていきますが、あまりにも痛いときや
なかなか痛みが引かないときは、治療をうけることをすすめます。
子どもでも寝違えは起こします。
筋肉や関節が柔らかいので、大人より起こりにくいですが、子どもの場合、
かえって首を動かしてみたり、親も痛いと訴える箇所を揉んであげたくなってしまうかもしれません。
しかし、対処法は大人と同様です。
できるだけ安静にさせ、あまりに痛むようなら保冷剤などで数分冷やしてみてください。
頻繁に寝違えを起こすようなら、就寝時の姿勢を見てあげて、首に負担がかかりそうな体勢であれば
直してあげてください。
ストレートネックが原因かも?
寝違えの原因は就寝時の体勢が主であると述べましたが、最近は診察してみると
「ストレートネックだった」という人も見受けられます。
ストレートネックとは、頸椎の本来の弓なりのカーブがまっすぐになってしまった状態のことを言います。
頸椎のカーブは5~6kgほどある頭を支えるのに、負担が減るよう力を逃がす役割をしています。
このカーブがないと、次第に重心が前に移動し、周辺の筋肉が緊張している状態が続き、
慢性的な首痛や肩こりの症状が現れるようになり、寝違えのリスクも高まります。
スマートフォンを長い時間使ってしまう人、パソコン操作をするときに前かがみの姿勢になってしまう人は
ストレートネックになっている可能性があります。
つまり、現代の生活ではストレートネックになる人が少なくありません。
もし寝違えを頻繁に起こすようなら、かかりつけ医院などに相談してみるといいでしょう。
当院では寝違えの治療として電気治療、手技療法をもちいます。
ストレートネックになっている方には矯正や筋膜リリースなどで改善をしていきます。
「たかが寝違え」と放置せずに適切な治療をうけ、快適に過ごしましょう。
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